Animelo Summer Live 2008 -Challenge- 1日目 @さいたまスーパーアリーナ

さいたま新都心へ向かう埼京線の車中で目に飛び込んできたのは、武道館ライヴ会場限定の「ゆかり命」Tシャツをまとった娘さんと母親の二人組。どう見ても同じ目的地に向かっています、本当にありがとうございました。

さて、アニスパ!の先行予約枠で押さえたチケットを手に、初入場となるさいたまスーパーアリーナが今回の会場。
取れた席はアリーナとは言え最後方最左翼側のD1エリア。正直ステージ上の演者はほぼ人の頭に遮られて見えないので、双眼鏡も役に立たず大型スクリーンが頼り。
会場到着は予定開演時間の15分前というのんびりぶり。空いていた物販でパンフレットとTシャツを買って場内へ…と思ったら入場ゲートにもまだまだ列が。結局開演は20分押し。

開演してまず最初は本日の出演者が五十音順で紹介される。ここでの歓声が客層の目安の一つ。
さて最初の曲は…と始まったのはなんといきなり『恋せよ女の子』。しかもステージにいるのはゆかりんだけじゃない!?

ACT01. 田村ゆかり水樹奈々

 M01-1. 恋せよ女の子
 M01-2. アノネ〜まみむめ☆もがちょ〜

オープニングアクトキングレコードVC制作部の二大巨頭がお揃いの衣装で手を繋いで登場という、ななゆかスレ住民大歓喜の展開。両者のライヴにおける屈指の飛び曲を(ショートバージョンではあるが)ジョイントという形で惜しげもなく投入するとは。
一部では「なのは」曲でコラボなのではという予想もあったようだけど、イベントのド頭という配置を考えるとこの選曲はまぁ妥当かという気もする。また別の機会を期待するのもいいんじゃないかと。

ACT02. 田村ゆかり

 M02-1(03). 童話迷宮
 M02-2(04). バンビーノ・バンビーナ
 M02-3(05). めろ〜んのテーマ 〜ゆかり王国 国歌〜

そして衣装早替えでいつものようなピンクのフリフリに身を包み、引き続きゆかりん登場。
しかし正直、さいたまスーパーアリーナでめろ〜んステッキにお目にかかり、あまつさえ国歌を聴き飛ぶことになるとは微塵も予想しておりませんでした。「ビッグウェーブ」という表現は嫌いじゃない。隠語的な意味で。
改めて考えると、桃色男爵の演奏する「バンビーノ・バンビーナ」はM02-2で初披露なんだよな。まさにゃんのベースが冴えておりました。

ACT03. 石田燿子

 M03-1(06). STRIKE WITCHES 〜わたしにできること〜
 M03-2(07). 永遠の花

続いて登場は石田燿子さん。現在放送中の「ストライクウィッチーズ」のOPであるM03-1で上げた後、MCを挟んでちょっと懐かしいM03-2「永遠の花」でしっとり。ちょっとクールダウンという感じか。

ACT04. yozuca*

 M04-1(08). サクラサクミライコイユメ
 M04-2(09). Morning-Sugar rays

初参加のyozuca*さんはD.C.〜ダ・カーポ〜のOPであるM04-1から。MCで6年も前の作品なんだということを再確認。そんな前かー。
M04-2は今週リリースされたばかりのオリジナルシングル表題曲。マイナー調のアップテンポ曲。

ACT05. CooRie

 M05-1(10). センチメンタル
 M05-2(11). 存在

よずりのが続けて登場というのはお約束ですよねー、ということでrinoさん登場。M05-1は個人的に好きな曲なのでここで聞けたのが嬉しい一曲。流石に「クロス*ハート」は無いか…あれも好きなんだけど。
M05-2は「敢えて選んだ」という.C.〜ダ・カーポ〜のED。聴かせるバラードは静かに聴く姿勢。

ACT06. m.o.v.e

 M06-1(12). DIVE INTO STREAM
 M06-2(13). Gamble Rumble

まず登場PVの時点で場の空気が一気に変わる。そしてmotsuさんが自転車で登場してそのままM06-1。会場中が足を踏み鳴らしたMCを挟んで、「諸々の事情により去年と同じ曲をやることになった」というM06-2。でもこれはm.o.v.eと言えば、という名刺代わりと言ってもいい曲だからなぁ。

ACT07. AAA

 M07-1(14). ZERØ
 M07-2(15). Climax Jump

続けてavex枠とでも言おうか、AAAの登場。流石になのはMADで一部界隈で有名になった「MAGIC on FIRE」は無かったけどM07-2で客席をガッチリ掴んだ感。ただ正直「ワールド・デストラクション」のOPであるM07-1との空気感の差は否めないものが…

ACT08. 可憐Girl's

 M08-1(16). Over The Future

疾風のように現れて疾風のように去っていった可憐Girl's。しかし歓声の大きさやウルトラオレンジの発動率はかなりのもの。このロリコンどもめ!w

ACT09. ヤンマーニGirl's (ああ、茅原実里yozuca*)

 M09-1(17). nowhere

イントロが流れた瞬間何が起こったか分からなかった。当事者が誰もいないのに、まさかまさかのヤンマーニ。誰だコレ歌おうって言い出したの。

ACT10. savage genius

 M10-1(18). JUST TUNE
 M10-2(19). 想いを奏でて

ジョイントから続投になったのはsavage genius。秋新番の「夜桜四重奏」OPになるM10-1をいきなり投入、一転4年前の初タイアップ曲(「うた∽かた」OP)という組み合わせ。

ACT11. AKINO from bless4

 M11-1(20). 創聖のアクエリオン
 M11-2(21). Go Tight!

アクエリオンのパチンコCMにより一般向けにも(?)ブレイクしたM11-1だけかと思いきや、後期OPのM11-2もしっかり組み入れ。正直個人的にはGo Tight!の方が好きかも。
しかしアカペラの素養があるbless4の面々はいずれも声量が凄い。

ACT12. GRANRODEO

 M12-1(22). 慟哭ノ雨
 M12-2(23). ケンゼンな本能

大変申し訳ないことに、今回の全出演者の演目中選曲が全く知らないものばかりだったのはこのGRANRODEOだけ。最近はすっかり君のぞらじおも聞かなくなっちゃったし、知ってるの「Go For It!」(「IGPX」OP)位だったからなぁ。
しかしラジオ登場初期のヘタれきーやんも凄いところに行っちゃったなぁ。

ACT13. 栗林みな実

 M13-1(24). Love Jump
 M13-2(25). Next Season
 M13-3(26). Shining☆Days

飯塚さん(=GRANRODEOのe-ZUKA)がいるんだから続けて出てきますよね−、という予測通りの順番。とは言え最近の楽曲は「翼はPleasure Line」以来のElements Gardenとの組み合わせも多いみたい。実際「紅」のOPだったM13-1は菊田大介氏の作編曲。
M13-2の1コーラス目では『君が望む永遠〜Next Season〜』のノンテロップOPが流れる。そこで素材提供するのかアージュ。M13-3は「舞-HiMe」OP。これもちょっと懐かしい感が。

ACT14. Suara

 M14-1(27). haunting melody
 M14-2(28). 星座

結果的に2曲ともに落ち着いた選曲になったのはSuaraさんだけ…と言うか持ち曲がそういった傾向にある歌い手さんなんだけど。
M14-1はPS3ゲーム「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地」、M14-2はPCゲーム「鎖-クサリ-」のEDと、なんと2曲ともにアルバムのみ収録の楽曲という組み合わせ。歌声を聞かせる面を重視したということかも。
軽く期待していた「夢想歌」は来なかったなぁ…と思ったら去年歌ってたのか。

ACT15. 茅原実里

 M15-1(29). Contact
 M15-2(30). 詩人の旅
 M15-3(31). 雨上がりの花よ咲け
 M15-4(32). 雪、無音、窓辺にて。

正直どうにも「アニスパ!」箱番時代の残念なキャラの印象が強すぎて、いまいち個人的評価がひねくれる茅原さんだったりするんだけど、結果的には自分のElements Garden楽曲への弱さをひしひしと感じる結果に。M13-1といいM15-2といい、菊田大介楽曲にはよくやられてる。
そしてまさかの個人枠4曲。M15-1とM15-2を一繋がり扱いしてないので。「涼宮ハルヒの憂鬱」キャラソンであるところのM15-4を「…許可を」「よし、やっちまえ」で始める辺りは分かってるなぁ感。

ACT16. 奥井雅美茅原実里

 M16-1(33). 輪舞 -revolution-

4月に発売された「奥井雅美トリビュートアルバム」に茅原さんがこの曲で参加したということで、こちらをベースに奥井さんがものまね王座のご本人登場よろしくジョイントしたという体、というMCでの解説付き。

ACT17. 奥井雅美

 M17-1(34). INSANITY

奥井さんのソロは1曲だけ。明日もあるからか?
選ばれたM17-1はPCゲーム「マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス」のOP曲。これもアージュなのでまたしてもOP映像がバックに流れる。

ACT18. ALI PROJECT

 M18-1(35). コトダマ
 M18-2(36). 愛と誠
 M18-3(37). わが臈たし悪の華

何せ初めて接したアリプロは「CLAMP学園探偵団」のOPだった「ピアニィ・ピンク」だったものだから以降のリリースに強烈な違和感を感じたのも今は昔。
M18-1は「シゴフミ」OP、M18-3は「コードギアス 反逆のルルーシュR2」のEDという直近の2曲は分かるけど、ここに合わせたのが何と「pop'n music 14 FEVER!」収録曲のM18-2とは。曲名を聞いてびっくりだ。

ACT19. 水樹奈々

 M19-1(38). 残光のガイア
 M19-2(39). Dancing in the velvet moon
 M19-3(40). Pray

M18-3終了後、若干のインターバル。バンドの入れ替わりに時間がかかったのか、アリカ姉様の歌中にハウリングが乗りがちだったのでその微調整が入ったか。
さて、物販で売られていたサイリウムが青なので元々場内青ベースだったのが、さらにその色を濃くした…と思いきやM19-1で早速UOが光り始める罠。しかしアルバム曲から持ってきますか。
M19-2は二期が決まっている「ロザリオとバンパイア」ED。OPよりはこっちだろうか。そして「魔法少女リリカルなのはStrilerS」の挿入歌だったM19-3。OPの2曲ではなくこちらを選んできますか。
さてもう一曲、ETERNAL BLAZEの前奏が流れたけどこれも一人じゃないのか。

ACT20. 宝野アリカ水樹奈々

 M20-1(41). ETERNAL BLAZE

昨年はこの二人でALI PROJECTの「聖少女領域」を歌ったとのことで、今回は逆に水樹奈々楽曲でジョイントを、というのが最後にして最大のUO発動曲であるM20-1。アリカ姉様いきなり歌い出しで出トチリして大変なことになりかけたものの、その後は特に事もなし。

ここで今日の出演者全員が呼び込まれる。可憐Girl'sはお帰りになったご様子。

 M42. Yells 〜It's a beautiful life〜

今年のアニサマのテーマ曲。CD版では1日目と2日目の参加アーティストが混ざっているので、パート分けはそれとは異なる内容。
このときの並び順は一部うろ覚えだけど、確か左からこんな風だったはず。
AKINO from bless4、GRANRODEO石田燿子savage geniusCooRieyozuca*茅原実里栗林みな実奥井雅美ALI PROJECT水樹奈々Suara田村ゆかりm.o.v.e、AAA

本編はここで終了。最低限の照明の中でアンコールの声が響くこと約10分。ちなみに自分の周りは結構バテ気味で着席率高し。
ステージに戻ってきた出演者は全員公式Tシャツ姿。黒と青は思い思いに。

〜Encore〜
 M43. Generation-A
 M44. Yells 〜It's a beautiful life〜

去年のセットリスト見たけど、アンコールで前年のテーマ曲歌うのは恒例なのかな。このM43ではきーやんが歌詞をすっ飛ばすという事態にステージ上含めて会場若干騒然。
各出演者に付いていたバンドメンバーやバックダンサーさんも舞台上に勢揃いしたので大変なことに。そんな中M43では銀テープ発射、M44ではハート型の紙吹雪が舞い降りてくる。

最後は出演者が二手に分かれてそれぞれステージ外周沿いに一周。M44の段階で客電も上がっていたので、この後出演者が全員はけた段階で本日の公演は終了。21:05頃だったから4時間45分か。そりゃ腰も痛くなるわw

退場後、大勢の流れに背を向けて大宮駅へ20分かけて歩き、構内で晩飯を調達しつつ湘南新宿ラインを拾ってまだまだ混雑していたさいたま新都心駅を横目に新宿まで着席移動。