田村ゆかり Love♥Live 2009-2010 *Princess à la mode* @横浜

笑点』の公録も終わり、水道橋で一休みしてから向かう先は新横浜。山手線の西側にいたら、渋谷から東横線菊名横浜線に乗り換え、という頭になるものの、今居るのは東側なので、さてどうするかと考えること暫し。気がつくと携帯を操作して新幹線自由席をエクスプレス予約で発券している自分がおりましたとさ。+840円で東京駅から20分を切って着けるのはやはり抗えない魅力だった…
今回の会場は横浜アリーナWIREに行ったりしない人なので、3年前のNANA MIZUKI LIVE MUSEUM以来。その時はスタンド西だったのが、今回はスタンド北。ちょっとは舞台に近づいて、またスタンド席は角度があるので視界は申し分ないものの、とにかく舞台が遠い。武道館の時も2階席だったなぁ、と思ったり。
開場前から入場列がある程度捌けるまでは当日券売り場の前辺りで動きを見つつ、17時半頃に場内へ。物販には目もくれず座席へ向かい開演を待っていると、予定時刻の10分後に20分押しのお知らせ。そして結局実際の開演は30分遅れというオチ。これだけ遅くなるのも久し振りだなー。

 M01. You & Me
 M02. 100 CARAT HEART
 M03. 恋せよ女の子

リリース直後のシングルタイトルチューンM01からスタート。いきなり火薬を使うので名古屋会場ではちょっと臭いがしたりもしつつ、各所でのお達し通りmotsuさんパートに対応してくる王国民は凄いなぁ。
M02は聞き込みが試される曲という個人的印象。リリース直前のFCイベントで披露された時にはキョトーンでしたが、「ゆかりちゃん祭り」を経て今はもう大丈夫。
久々の新作パペット発売はM03がセットに入ったということの証みたいなもの。アニソン系のイベントでよくかかるので久々の気がしないのは良いのか悪いのかw

 M04. 虹色バルーン
 M05. mon cheri (名古屋)/バンビーノ・バンビーナ (横浜)
 M06. ラブサイン
 <桃色男爵メンバー紹介>
 M07. 恋は波のように (名古屋)/星降る夢で逢いましょう (横浜)

一部名古屋と横浜では曲の入れ替わりがあるゾーン。M04はいつか実際に生のストリングスを入れて聴いてみたい、リズム感が楽しい一曲。花がリボンに変わる演出が横浜アリーナだとちょっと分かりづらかったのは仕方ないか。
名古屋のM05はライヴ会場限定CDの収録曲とは言え、すっかりセットリストに定着した感。一方横浜のM05はちょっと意外…というのはシングル表題曲に失礼な物言いか。
M06は1月リリースのシングルのカップリング曲。歌声はやや幼い感じのする方で。
今回の桃色男爵メンバーはダブルギターの5人を基本に、横浜ではなんとSaxが追加になるという最大6人体制。パンフレットにはSaxの方の記載がないので、判明分のみご紹介。

メンバー紹介後、機材の関係で移動出来ないじゅりあんとはた坊を除くメンバーが舞台前方へ移動し、センターのゆかりんを挟む形になってアコースティック曲のM07。「星降る夢で逢いましょう」が『木漏れ日の花冠』の中で一番好きな楽曲なので、イントロが来た時点で快哉を叫びたくなった上にSaxが非常に効いていて感動を覚えるほど。こればっかりは思い入れの問題。

 M08. My wish My love
 M09. Luminous Party
 <桃色メイツメンバー紹介>
 M10. 満月のセンシビリティー
 M11. 永遠
 M12. Sand Mark
 <桃色男爵セッション>
 M13. 星屑スパイラル

MCを挟んでM08はいよいよ今週末公開の『魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 1st』の「エンディングっぽいところで流れる曲(ゆかりん談)」。TVシリーズのEDだった「Little Wish 〜lyrical step〜」よりも落ち着いた感じの楽曲になっているけど、これが映画本編でどのように差し込まれるのか楽しみ。
M09は『木漏れ日の花冠』楽曲で前回のDMCツアーの選曲から漏れていた1曲。イントロのピアノバッキングが入る所でどうしても反射的に叫びたくなるのを抑えるのが大変w 振り付けに関しては…う〜ん、ロボットダンスになっちゃいますか、という印象が。変に腑に落ちない感がするのは何故なんだろう。
メイツのメンバー紹介を挟んでM10からM12はメロディーラインがマイナーな3曲。「Sand Mark」は特に他の曲と比べるとギターとドラムが強めなので、ちょっとヴォーカルとの音のバランスが難しくなってしまうなぁという印象が武道館から変わらず。そう言えばM11は未発売曲を除くと、今回のセット中で唯一自分のライブラリに無い曲だったりして。
M12の重厚感を男爵のパフォーマンスで一旦緩和して迎えたのはM13。名古屋では歌詞を思い起こして、思わず時計に目をやってしまった。福岡のカウントダウンではいい伏線になってたんじゃないかな。

 <懐かしアニメソングコーナー>
 M14. おニャン子クラブ/恋はくえすちょん [from あんみつ姫] (名古屋)/松谷祐子/ラムのラブソング [from うる星やつら] (横浜)

名古屋での人海戦術が圧巻だった懐かしアニメソングコーナー。スタッフの名前を辿っていたら"Y""U""K""A""R"のそれぞれの文字で始まる名前の女性が揃っていたということで、苗字が"I"のキングレコード・石岡さんともう2人を加えた8人(※いずれもスタッフなので素人さん)を舞台に上げて踊ってもらうという大変面白いステージが出来上がっておりました。しかし石岡さんと"R"枠にいた理絵ちゃん*1への完成は凄かったなー。
横浜に関しては最初のMC枠のネタを引っ張る形に。けいおん!をあまりちゃんと追ってなかった俺に隙はなかった(?)

 M15. お気に召すまま
 <桃猫団とゆかりんのドタバタコント(?)映像>
 M16. チェルシーガール
 M17. 恋するラズベリー

名古屋では桃色メイツのみだったM15、横浜では大幅増員して武道館公演を彷彿とさせるミュージカル調の演出に。
続くインターバル、桃猫団がゆかりんに男爵相手のお見合いを持ちかけるという入りなんだけど、横浜では6人になっていることもあってちゃんと別映像に。ただ基本線の2階×ドア3つで展開されるパズルタイプのドタバタ劇は「8時だヨ!全員集合」を彷彿とさせるものでもあり、激しいドアの開け閉めの繰り返しに「風雲!たけし城」の悪魔の館を思い出すものであり、またドアの色のカラフルさとドア自体の配置に「ひだまりスケッチ」を思い起こさせるものでもあり。…って、全部TBSの番組だなw
インターバルが明けていきなりフルスロットルのM16、横浜ではステージと逆エンドのミニステージから登場して後方支援だったアリーナとセンターがテンション急上昇。何時の間にか口上も定着したなぁ。
曲中に南側へ移動しつつメインステージへ戻って、ステッキが振り付けに組み込まれたM17がSMWツアー以来の登場。

 M18. Cutie♥Cutie (名古屋)/Honey Moon (横浜)
 M19. fancy baby doll
 M20. 惑星のランデブー
 M21. Cherry Kiss
 M22. Super Secial Smiling Shy girl

めろ〜んタイムを含むMC明け、名古屋のM18は手繰ってみたら何と約3年前(2006年12月)のPTPパシフィコ横浜以来。ちゃんとラジオを聴くようになった頃のOP曲だったので印象深い。横浜のM18も初参加のFBDや4会場参加のSMWツアーを考えると久し振りな感じが。曲中に今度は北側回りで逆エンドのステージへ。
M19はもうすっかり思いの丈をぶつける曲という位置づけ。横浜では遠方座席への対策としてうさぎバズーカが投入されたものの、不発が多かったりして効果は今一つのご様子。続くM20と併せて、横浜でのここ3曲は久々に限界への挑戦感。
M21を名古屋で見ていた時、舞台前方に出て来たギター・ベース陣と絡んでいるうちに歌の途中で笑ってしまったゆかりんを見るのが凄く微笑ましく楽しかった。生バンドの醍醐味の一つ。横浜ではここでテープ発射。
レギュラーリストの締めとなるM22、そうかこの曲はライヴになるとこんなに化けるんだ、というのを名古屋で実感。

〜Encore〜
 M23. 星空のSpica
 M24. Tiny Rainbow
 M25. パピィラヴ

M24がPSP用ゲーム『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-』のエンディング曲ということで、TVシリーズ3期のEDだったM23と併せてアンコール枠に登場。これで「My wish My love」収録の4曲はすべて登場したことに。しかしM24は清々しいほどのワイパー曲でございました。左から始めるのがポイントです。
M25、これも「大好き!」の叫び手がある曲。名古屋まではこの曲でおしまい。

横浜ではM25が終わってもゆかりんによる終演時の儀式なし。ということはもう1曲用意されている訳で、オーディエンスの「もう一回!」コールに答えて出て来たゆかりんの衣装は「You & Me」のPVのもの。ということは…

〜W Encore〜
 M26. 田村ゆかり feat. motsu from m.o.v.e/You & Me

ものまね王座の"ご本人登場"ではないけど、motsuさんが登場した瞬間の会場の沸騰っぷりが凄い。とても開演から3時間以上経過した後のテンションじゃない。とは言えもうこれが最後の最後だと分かっているからか、この日一番と言っていい勢いのようなものが。アニサマの時にも感じた引き込む力と言うのか、そういうものがあるのかもなぁ。

そして全曲目終了後、いつものようにゆかりんは客席の端から端までみんなの顔を見に来るのです。…ん?この会場で端から端ということは…
そしてセンターエリアをぐるりと囲むアリーナ通路をゆっくりしっかり進んでいった結果、最後の挨拶に至るまで約40分を要することに。自分のいた列は前後半で分けると前半のうちにゆかりんがやって来たこともあってか、最終的には右隣の一人以外は皆さんお帰りになってしまいましたが、全体的には7〜8割のお客さんが最後まで見届け、約4時間に渡る横浜公演は終了。会場外から新横浜駅までの間が思ったほどの混雑ではなかったのは幸い。

帰り道、新横浜駅に着いたらちょうど横浜線の東神奈川方面行きが出てしまった直後。次の電車までの間隔と所要時間を勘案の結果、再度新幹線のお世話になることに。土曜日の夜間帯ということで、ひかり号でも自由席にはかなりの余裕があったのは良いとして、自由席のお客さん、東京行きなのに新横浜からぞろぞろ乗ってきて何事かと思ったんだろうなぁ。
このおかげで何とか日付をまたぐ前に自宅に帰り着き、QRいたずら黒うさぎをオンタイムで聴取。無事時空の歪みが解消されたみたいで良かった良かった。

さて次回は5月のFCイベント…の前に、来週土曜の劇場版なのはの舞台挨拶(MOVIXさいたまの1回目)がプレリザーブで当選したので、期せずして3週連続イベントに。こちらも楽しみ。

*1:スタイリストの三嶋(旧姓:田村)理絵さん。三嶋章夫ゼネラルプロデューサーと昨年秋ご結婚。